No.014 享保2年 一保堂茶舗

一保堂茶舗のWebサイトには、京都の日常や道具を慈しむような「風情」が息づいていて、それは単なる装飾ではなく300年の歴史が持つ「人の手の温もり」をデジタルに翻訳するための大切な装置であり、さらには写真だけでは伝えきれないお茶のある暮らしの機微を映し出している。

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デザイン

  • 情緒的なアイコン: 湯気の柔らかさや茶葉のざらつきまで伝わるような、五感に訴えるアートディレクション 。
  • 余白に命を吹き込む:白い空間の中にポツンと置かれた小さなイラストは、サイト全体の空気感を和らげ、さらには見る人の緊張を解きほぐすだけでなくほっこりした気持ちにさせてくれる。
  • レスポンシブの美学:PCでのワイド表現だけでなく、スマホで見ても「縦書き」や「余白」の美しさが損なわれない、精緻なコーディングが光る。

ターゲット

  • コア層:丁寧な暮らしを大切にする40代〜80代。
  • ギフト需要:熨斗や包装対応。Web上でも贈答用利用層。
  • 海外ファン:日本の伝統文化に関心が高く、信頼できるブランドから直接購入したいと考える海外の日本茶愛好家。
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「ここを真似したい!」ポイント!

「購入ボタン」を急がせない!

多くのサイトが「分かりやすさ」を求めて無機質なピクトグラム(アイコン)を使う中、一保堂さんはあえて手書き感のあるイラストを採用している。一辺倒になりがちなECサイトにおいて、あえて「揺らぎ」のあるイラストを差し込むことで、ブランドの「人肌感」や「丁寧な姿勢」を直感的に伝えている点。これにより、ユーザーは「単なる買い物」ではなく「文化に触れる体験」を感じることができる。「淹れ方動画」や「味わいのグラフ」を親切に紹介されている。これがあることで失敗せず安心して購入できる。

まとめ

一保堂茶舗のサイトは、単なる販売ツールではなく、画面を開いた瞬間に京都の本店に足を踏み入れたときのような「お茶の香り」まで感じさせる構成。ブランディングの最高峰ともいえる。機能性と情緒性をここまで高い次元で両立させたデザインはECサイトが目指すべき一つの完成形と言える。

ippodo,一保堂茶舗
項目 内容
サイト名 一保堂茶舗
URL https://www.ippodo-tea.co.jp/
メインカラー 深緑(濃納戸色)× 墨色 × 生成り(オフホワイト)
デザイン傾向 和モダン・ミニマリズム
注目UI 茶葉の質感や湯気のゆらぎを捉えた高精細な動画・静止画を背景やキービジュアルに配置

トーストの地平線|webサイト100選

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